畑に入れる肥料は窒素、リン酸、カリに代表される化学肥料が主流です。
風のすみか農場では一貫して化学肥料を用いない農法を行っていますが、
それゆえの難しさもあって、結果の出ない中、試行錯誤を繰り返してきました。
化学肥料は窒素、リン酸、カリで構成されていますが、窒素分の原料はアンモニア。リン酸、カリはともに鉱物が原料です。
これは好みの問題なのかも知れませんが、私は鉱物や化学物質は極力
畑に施さないで野菜を作りたいと思っています。
戦後、農協の指導もあって、現代の出荷農家のほとんどは化学肥料に
依存した農法を取っています。結果と言われる収量、1つ1つの野菜の大きさ
は立派なものが収獲できますが、一方で近年は、田畑への弊害や健康の害なども
言われるようになっています。
基本的に野菜は、美味しければ良いと思います。
化学肥料を使用する農家を否定することは出来ません。
愛情を込めて作物を作っているからです。
しかし、大規模でない農業をするものとしては、輸入に頼った化学肥料や
健康に懸念のあるものは使用したくないと考えるようになりました。
これはまだまだ勉強中の課題ですが、引き続き考察を深めて行きたいと
思っています。 (御)
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