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風のすみか農場

神奈川県旧津久井郡韮尾根(通称ニローネ)にて無農薬、無化学肥料の自然栽培を実践中。

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視察・研修ツアー報告

風のすみか農場は農水省の6次産業化の制度を利用して、野菜や加工品作りの加工所を開設しようと企画しています。
6次化とは1次産業プラス2次産業プラス3次産業のこと。掛けても6になりますね。
生産、加工、流通まで、1つの会社やグループでやりましょうというもの。
農林水産業の1次産業に携わっている人が、新たに加工や販売にも積極的に関わり、
新しい商品開発をしましょうよ、というものです。
新たに法案も通り、6次化に向けた動きは活発だそうです。

今日は6次化の事業をサポートする会社主催の6次化に向けての成功事例の見学・研修会でした。バスツアーで2箇所回ってきました。
最初は葉山牛のブランド化に成功した石井牧場へ見学に。

http://www.mikawayachikusan.jp/



牧場は超住宅地の中にあり、驚きました。
臭いがごく少なく、様々なこだわりの結果、地域とも共存していました。
お話を伺った石井さんは最近あった中年男性の中では
ずば抜けた血色の良さ!良いお肉のパワーを感じました。

この農場と葉山牛というブランドのポイントは発酵したえさにあるようです。
炊いたお米におからや腐らないためにお酢をくわえたものを与えるそうです。
あとは牛舎の中の衛生管理に細心の注意を払い、清潔で快適な環境を作り出すことも
大切なポイントだと仰っていました。
良い牛は6,7割は血統で決まること、雄牛と牝牛の相性もあるし、博打的な部分も
あるということも教えてくれました。

次に伺ったのは地元の企業と商工会、JAの3者で6次化の認定を受けた
チームの運営するカフェへ。
ここはJAが認定をとり、カフェでは野菜を売っていたり、野菜をふんだんに使った
メニューがあったり、良い雰囲気のお店です。
印象に残った関係者の話は端境期の課題が大きいという事と、農家と料理人
の言い分が違ってつなぎに苦労しているということ。
具体的には料理人はある程度マニュアル化したレシピを開発したいのに対して、
農家は野菜を出せる時期が限られていたり、天候に左右されたりという言い分が
あるので、両者が対立の構図を生み出してしまうというものです。
これは恒常的な課題でしょう。
どこも同じだなあとしみじみ。。
互いに歩み寄るしかないのでしょうね。

今回のスタディツアーではバスの移動の時に農水省にゆかりのある研究者が
全国の成功事例などの講義をしてくれました。
これは大変為になりました。
特に真新しい話は無かったのですが、全国の成功事例の視察の研修に
裏打ちされた話は腑に落ちまくりと言った感があります。
例えば、「貴方の作っている作物、商品に出口はありますか?」とか。
「付加価値こそがお金を生む」とか。

頭では分かっているつもりのことが、やはり成功する現場ではしっかりと達成
されているんだなあと、改めて思ったのでした。
質問するチャンスがあったのでズバリ質問をぶつけてみました。
「成功しているエリアは、女性が元気なのではないですか?」
対して先生曰く「女性は何処でも元気!男は見栄を張るからすんなりと達成しないんですね」。。。。。
金言です。

研修ツアー意義ある学びを得ました。ありがとうございます。   (御)
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